【セルフ批評】「30代の海外転職は厳しい」と書いた2016年の自分へ(2025年版の答え合わせ)

昔(2013年~2017年)にgoo blogでブログをセッセと書いていました。
いちばん書いていたのは2013年~2016年くらい。

その後、このジェントルという会社を作ってからは放置していたのですが、なんとgoo blogがサービスを閉鎖するという発表があり、過去の自分のポストを読み返しつつ、今(2025年)時点での考え方と大きく変わってない部分がたくさんあると気が付き、自分へのアンサーとして過去記事に対して改変・リメイクして投稿しようと思います。
 
もしGoo Blogのユーザーがいたら、データ移行サービスもあるので、試してみてください!
 

導入:あれから9年経った

2016年に「30代での海外現地採用は厳しい」と書いた。

あの頃、私は現地採用として上海に渡ってから5年目、今後どうしようか、起業するか、日本に帰るか、迷っていた。

あれから9年が過ぎ、結局当初の目標通り会社も立ち上げ、社長として人を採用する側に回り、いまも上海にいる。
久しぶりにこの記事を読み返したとき、「うん、今もあまり変わってないな」と感じた。

ただし、“社会の空気”はだいぶ変わったような。
 

批評①:なぜ30代の海外転職は厳しいのか?

2016年当時の俺はこう書いている。
「何をどこで間違えたのかうまくいっていない人が、起死回生として海外を選ぶことが多い」これ、今でもその通り。むしろ加速してる。

2020年代に入ってから、「国内でうまくいかなかった人」が“リセットボタン”を押すように海外に来ることを勧めるSNSとか動画コンテンツが増えたかも。

でも、そのリセットボタン、実は“中身”はリセットされてない
やる気だけで飛び込んでも、言語・文化・職場環境のハードルは待ってくれない。

だからこそ、この記事で俺が書いたこの一言は今でも当たってるのかも。

「企業も外国も、うまくいってない人の救済機関では無い」
 

批評②:「給与交渉をしないこと」=敗北ではない

2016年の私はこう書いた。
「給与交渉をしないで入ることが大切。従順さを見せよう」
今の空気では「ブラック企業を許すのか」とか言われそうな表現でもある。

でも、2025年の今の視点から見ても、これは正しいと思う。
なぜなら、初海外・初環境の人材には、まだ“信用”が無いからだ。
信用ゼロの状態で待遇を求めるのは、預金ゼロでローンを組もうとするようなもの
「まず現場に入り、信頼を作ること」

その方が、よほど生き延びる確率が高い。
 

批評③:周りと比べるなという話

2016年のわたしはこんなことも書いていた。
「同級生は結婚して、仕事も順調。自分だけ何か違う」
「でも、周りと比べても仕方ない。人は人、自分は自分」
これについては、今の自分も100%同意してる。

他人との比較をやめるのは、メンタルの健康に必要。
でも、自分の実力からも目を逸らしていたら、何も改善しない。
比べるべき相手は、“他人”じゃなくて、“昨日の自分”。目指すべきは”明日の自分”
 

結論:今も昔も大して自分の考えは変わって無かった 


2016年の文章を9年越しで読み返して思ったのは、今と昔と、大して変わってないな、ということ。
むしろ、「嫌なら辞めていい」「自由に生きよう」「年収がすべて」みたいなノイズが多すぎるし、今だからこそ、こうした“しぶとく生き抜くための思考”もありかな?と思う。

海外生活、諦めずに長く続けていれば、それなりに良いことありますよ。


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